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プリン体とは
プリン体はDNA を形作る核酸の材料になるもので、動物性食品に多く含まれます。このプリン体の最終代謝産物の尿酸の量が多すぎると、高尿酸血症ということになります。
一般的にプリン体は美味しいものに多く含まれていると言われます。ですから、プリン体の過剰摂取によって起こる痛風は「帝王病」「王様病」「贅沢病」などと呼ばれています。
日本痛風・核酸代謝学会が発刊した『高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン』によると、「1日400mgを目安にしたプリン体の摂取制限」ということが書かれています。
ですから、尿酸値が高いと言われている人は、プリン体が多く含まれる食物はなるべく減らした方がいいでしょう。
プリン体の含有量をみてみましょう。
●300mg以上−極めて多い
あんこう肝、干しシイタケ、白子、真イワシの干物など
●200〜300mg−多い
レバー、かつお、大正エビ、真アジの干物、さんまの干物など
●50〜100mg−少ない
うなぎ、タラバガニ、豚バラ・ロース、牛ヒレ・ロース・バラ、牛タン、ボンレスハム、ベーコン、ほうれん草など
●50mg以下−極めて少ない
精白米、ウィンナー、コンビーフ、かまぼこ、さつま揚げ、かずのこ、牛乳、チーズ、バター、鶏卵、豆腐、トウモロコシ、ジャガイモ、トマト、ニンジン、大根、白菜、ひじき、ワカメ、昆布、パン、うどん、そばなど
次に、酒好きの人にはとても気になるアルコール飲料のプリン体含有量(mg/100ml)です。
紹興酒 11.5
地ビール 6.5〜16.5
一般のビール 4.5〜6.5
発泡酒 2.8〜3.8
日本酒 1.2
ブランデー 0.4
ワイン 0.4
ウィスキー 0.1
焼酎 0.03
アルコール飲料はプリン体の量自体はそれほど多くありませんが、アルコールが尿酸の排泄を抑制するため、尿酸値を上昇させますので要注意です。お酒を毎晩飲む人は高尿酸血症、痛風、結石などに十分に気をつけましょう。